■2026年予定、東名興産株式会社の新施設がオープンします!

2026年、当社は新しい焼却施設の稼働を開始します。新施設は、現行の施設よりも効率的で環境に優しい乾溜ガス化燃焼システムの導入により、受入量を1日82トンへと増加させながらも、大幅な省エネルギー効率を生み出します。また、排ガス、大気汚染物質、臭気、騒音、振動などによる環境への負荷も軽減し、循環型社会・循環型経済システムの構築に貢献します。

完成予想パース(イメージです)

乾溜ガス化燃焼システムの概略フロー図

新施設稼働によるメリット

処理能力の大幅向上

新施設の稼働により、産業廃棄物の処理能力が1日82tへと大幅に向上します。これにより、より多くの廃棄物を効率的に処理し、迅速な対応が可能になります。

高度な環境基準をクリア

新施設は最新技術を採用し、排ガス、大気汚染物質、臭気、騒音、振動などにおける、より厳しい基準の達成を可能とします。これにより、地域の環境保全に大きく貢献します。

循環型経済システム構築

新施設では、廃棄物の効率的な処理と再利用を促進し、循環型社会・経済の構築を目指しています。資源の再利用と廃棄物の減量化に取り組んでいます。

新しい焼却施設の稼働により、受入量の向上・環境保全を実現

当社は、2026年に乾溜ガス化燃焼システムを導入した新しい焼却施設の稼働を開始します。新しい施設では、最新の燃焼システムと効率的なオペレーション・フローの確立により、処理能力を1日82トンへと増加させることが可能となりました。

また、新しい施設では排ガス、大気汚染物質、臭気、騒音、振動などについて、より厳しい目標値の達成を実現すると共に、廃棄物自身が持つエネルギーに着目した燃焼システムにより、化石燃料の使用を大幅に削減することが可能となります。

新施設を通じて、資源の再利用と環境負荷の低減を推進し、持続可能な未来の実現に向けて取り組んで参ります。

新旧施設1日の処理能力比較

旧施設新施設
施設廃棄物の種類処理能力(8H)施設廃棄物の種類処理能力(24H)
焼却汚泥、廃油、引火性廃油2.792t/日焼却施設汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック、紙くず、木くず、動植物性残さ、ゴミくず、金属くず、ガラス・コンクリートくず、がれき類、鉱さい、燃え殻、引火性廃油、腐食性廃酸、腐食性廃アルカリ、感染性業廃棄物82.0t/日
多段式焼却汚泥、廃油、廃プラスチック、木くず、紙くず、繊維くず、動植物性残さ、金属くず、引火性廃油、感染性産業廃棄物7.216t/日
乾燥汚泥、動植物性残さ7.52t/日
蒸発濃縮廃油15.21㎥/日
熱分解汚泥、廃油、木くず、動植物性残さ16.228t/日
肥料化製造汚泥、木くず、動植物性残さ、燃え殻、廃油(グリストラップ)2.5㎥/日
溶融固型化廃プラスチックなど16.16t/日
一日あたりの最大処理能力 合計値67.616t/日一日あたりの最大処理能力 合計値82.0t/日

新旧施設の主な維持管理基準及び確認方法

項目基準値測定頻度測定点
既設新設
排ガスばいじん0.25g/㎥N以下0.08g/㎥N以下年2回各焼却施設の煙突排出口
ダイオキシン類10ng-TEQ/㎥N以下1ng-TEQ/㎥N以下年1回
水銀50μg/㎥N以下30μg/㎥N以下年2回

その他に排出ガス(硫黄酸化物・窒素化合物・塩化水素)、大気質(二酸化硫黄・二酸化窒素・浮遊粒子状物質・塩化水素・ダイオキシン類・水銀)、騒音(騒音レベル)、振動(振動レベル)、臭気(臭気指数・センサーによる簡易測定の臭気指数)、土壌(ダイオキシン類・水銀)、道路環境(搬出入車両数)の各項目において目標値を遵守し、環境への負荷を低減します。